知的財産への取り組み

社会に一歩進んだ快適便利を提供するために、
私たちは、存在し続けなければならない。

私たちアムコンは「社会に一歩進んだ快適便利を提供する」を企業理念に掲げ、真にお客様視点に立った製品とサービスを創り出すことで、世の中のあらゆる施設・設備に快適便利なサービスや製品を提供し、より良い社会の実現を目指しています。
私たちの事業は社会にとって欠かせない存在であると強く感じており、会社が存続し続けることは使命だと考えています。

取り組み STRATEGIES

私たちは知的財産権(特許権、実用新案権、商標権、意匠権等)で保護された付加価値のある商品をお客様へ提供し、その商品がお客様や社会に貢献できることを喜びとしています。日本国内に留まらず、中国、EU、アメリカ、インドなど多くの国と地域でも知的財産権を保有し、世界中のお客様の信頼に応える魅力ある製品やサービスを提供し販売エリアの拡大につなげています。
また、第三者が保有する知的財産権を尊重するとともに、会社が保有する知的財産権が重要な資産であることを認識し、その保全・確保に努めています。

ブランド BRANDS

初めて私たちの製造販売した汚泥濃縮機に冠した名前、
「らせん状」「渦巻き」を意味する「VOLUTE」という単語を、ロゴとしてデザインして商標登録しています。
メイドインジャパンの機構を持つ初めての汚泥脱水機は、私たちが開発したものです。

「VOLUTE™」の販売を開始して30年。更に幅広い汚泥種でご利用いただける製品を開発しました。
次世代のヴァルート製品は、その機構の特徴から「VOLUTE DUO™」と名付けて商標登録しています。

メーカーとしての挑戦と創造 CHALLENGE AND CREATIVITY AS A MANUFACTURER

1974年、アムコンの前身「株式会社環境設備センター」が誕生しました。
当時は「下水処理場や団地の浄化槽のメンテナンス」が主な事業でした。
メンテナンス会社がなぜ、独自方式の汚泥脱水機「ヴァルート™」を開発したのか?
そこには、「誰もやらないから アムコンがやる」という情熱と自由な発想、そして苦労の歴史がありました。

1970年代の団地の排水処理事情

当時のマンション敷地内には「集合浄化槽」が設置されており、そこで排水処理がなされていました。”水”は自然へ返され、残った”汚泥”はバキュームカーで吸い取られ、し尿処理場等に運ばれていく流れです。より効率的に水処理をするためには汚泥を濃縮し容積を減少させる必要がありましたが、当時の汚泥濃縮機・汚泥脱水機は大変高価で設置が難しく、バキューム搬出費も入居者様や管理会社様にとって大きな負担となっていました。
1970年代の団地の排水処理事情

最初の挑戦、メーカーとしてのスタート

状況を見かねたアムコン創業者・佐々木正昌は、「世の中に無いなら自分たちで作ろう」と決意。開発チームと共に研究を重ね、1982年、ついに当社初の機械製品「濾布式汚泥濃縮機」の販売を開始しました。コンパクトなサイズと手頃な価格を実現し、多くの団地のお客様に喜んでいただけました。
しかし、ここで自社開発1号機の前に壁が立ちはだかります。布で水と汚れを分離させる仕組みは目詰まりしやすく、大量の洗浄水や、濾布の交換などの手間とコストがかかってしまうのです。メンテナンス会社として処理施設現場の苦労が身に染みて分かる私たちだからこそ、”メーカー”として、この「手間とコスト」という課題を解決しなければならないと強く感じました。
最初の挑戦、メーカーとしてのスタート

2つ目の挑戦、”くし刃”ヴァルート™誕生

濾布を使わず動力も少ない濃縮・汚泥方式「スクリュープレス」を開発軸に据え、再び開発が始まりました。そして、「目詰まりするならば自ら掻き出す仕組みを作ればよい」という発想で、「くし刃」方式にたどり着きます。ツメのようなパーツを積層したスクリューと濾過体を噛み合うように組み合わせた汚泥濃縮機を開発し、更に工夫を重ねるなかで汚泥脱水機に発展させました。新型機は『らせん状』や『渦巻き』を意味する”VOLUTE™”という製品名を冠し、「濃縮機ヴァルート™」「汚泥脱水機ヴァルート™」として1991年4月に正式に販売を開始しました。1990年に取得した、特許第1号です。
2つ目の挑戦、”くし刃”ヴァルート™誕生

3つ目の挑戦

くし刃方式のヴァルート™が順調に納入台数を伸ばしていたところに、また次の壁が立ちはだかりました。フル稼働させると、わずか数百時間でくし刃が折れてしまうという不具合が相次いだのです。あらゆる検証テストを重ねて判明したのは、積層型の構造そのものが原因という事実。汚泥を掻き出すくし刃そのものに、負荷が集中し過ぎていたのでした。 くし刃の代わりに目詰まりを掻き出す方法は何かないか――。創業者と開発チームの苦難の日々が続きました。
3つ目の挑戦

大量の洗浄水を必要としない、改良型ヴァルート™誕生

ある日、創業者が電車で偶然目にした「ゆらゆらと揺れるつり革が連なる様子」が打開のヒントとなりました。「リングを積層した濾過体にスクリューを入れて動かせば、目詰まりを掻き出す効果が得られるかもしれない!」この発想はすぐに試作機づくりへと反映され、「多重板型スクリュープレス」という全く新しい製品を生み出しました。目詰まりしにくい構造と自ら掃除する「可動リング」を持ち、世界で初めて「洗浄水の要らない」汚泥濃縮機・汚泥脱水機を実現しました。(※付着した汚泥を流すシャワーで極少量の水を使用します)
これが1992年に取得した特許第2号で、現在も主力商品である汚泥脱水機ヴァルート™の起源とも云える機構です。
大量の洗浄水を必要としない、改良型ヴァルート™誕生

留まることのない挑戦

「排水処理を楽にする汚泥濃縮機・汚泥脱水機をつくる」という目標からメーカーとして歩み始めた私たちは、研究を重ねました。
1996年には「汚泥の活用」を実現した集落排水施設向け汚泥脱水発酵システム「デルコンポ」、2004年には強アルカリで取扱いの難しい剥離カス脱水を実現した「ドライフィルムレジスト剥離カス用脱水機」、2016年には粉末の凝集剤の溶解作業省力化を実現した全自動溶解装置「APシリーズ」、2018年には濃度変動対応を制御して安定的な運転を実現した「汚泥脱水機ヴァルート™ DWシリーズ」、2021年には繊維質や無機分の多い汚泥の安定的脱水を実現した「汚泥脱水機ヴァルートデュオ™」などを世に送り出しました。しかし私たちにゴールは有りません。留まることなく「快適便利」を実現する新技術を送り出し続けます。
留まることのない挑戦

自由な発想と共に、更なる挑戦と創造へ

With free thinking,
we continue to tackle challenges
and show our creativity.

私たちは処理施設現場のメンテナンスを原点とし、汚泥処理関連装置の開発に軸を移してきました。だからこそ、現場で実際に日々汚泥と向き合うお客様の気持ちに寄り添ったサービスや製品を提供出来ると考えています。

現状維持は衰退と同義。

常識にとらわれない自由な発想と共に、「創っても、創っても、完成しないものづくり」 を、今も私たちは続けています。